どれぐらい手元にお金が残るのか
好きだから始めたい!!好きなことを好きなだけ出来たら良いのですが、…生活をしていかなければなりません(>_<)
誰でも始める前に気にすることだと思いますが、始めたはいいけど本当に食べていけるか?
家族がいるなら養っていけるのか?
当たり前かもしれませんがお金に関わる悩みや不安は始める前に必ず考えます。
私も取引先様や同業者様と「正直粗利どれぐらいとれてる?」など、お互い苦労しているからこそお話することが多々あります。
業界によって粗利率に違いはあるのですが、ある統計では小売業の平均粗利は「30.4%」だそうです。
粗利とは全ての原材料費、生産コストなどの直接的な費用すべてを差し引いた金額となりますので、この場合10,000円の商品が売れたとしたら約「3,000円」が手元に入ってくる金額となります。
おおよその粗利率が分かれば、どれぐらい売上があれば生活ができるかなどが分かってくるかと思います。
例えば生活するのに30万手元に残れば大丈夫という場合には
300,000(手元に欲しい金額)÷0.3(おおよその粗利率)=1,000,000(おおよその売上目標)
となります。
なので100万を売り上げれば、目標の30万を粗利として達成することができます。
もちろんこの粗利率は「送料無料」「セール割引」「ポイント割」などなど様々なサービスを付加することによって低下をします。
例に挙げた30%という業界平均がこのサービス各種を付与した結果の平均かどうかは分かりませんが、実店舗での販売とインターネットでの販売によっても多きく変わります。
私の個人的な実績時の平均は
実店舗の粗利率 約25%
インターネットの粗利率 約15%
でした。
実店舗は家賃(モール場合はロイヤリティーなども)、光熱費、広告費などが大きいです。
インターネット店の場合も家賃、光熱費はかかるのですが、こちらの場合値引きやポイント付与代の影響が大きかったです。
楽天市場さんなどでよく目にする「ポイント10倍」などの付与はほとんどの場合店舗様の負担となります。
ポイント10倍などは10,000円のものに1,000円のポイントが付与されますので、実質10%粗利が低下するわけですから、そりゃ大きいですよね…。
という少し不安になるお話をしてしまいましたが、今現状実店舗での開業にはもちろん場所が必要なのですが、気軽にインターネット販売での開業は非常にハードルが引くものとなっています。
しっかりと
「自分の手元にどれぐらいお金が残ればやっていけるのか」
「そのためには目標の売上数字をどの程度にもっていけば良いのか」
この2点をまず頭の中で計算してみることから始めてみましょう(*^-^*)
コメント